耐久性と高い品質をめざして

さて塗り替えられなければならない駐車場装置の現状の認識はできた。

つぎに「塗膜劣化→さびの発生」となるさまざまな要因を塗膜条件としてまとめてみましょう。
 
塗膜条件
耐摩耗性  耐衝撃性  耐熱性  耐水(湿)性  耐候性(太陽・紫外線に色あせない) 防食性
 
動く車両(動)、収納する機械設備(静)とが一体化する機械式駐車場ならではの厳しい塗膜条件であります。
この厳しい条件をクリアしないと私たちがめざす耐久性を持った高い品質の塗膜は期待できません。
[さまざまな要因]の発生の状況を分析認識して、塗料樹脂の選択・検討、現場での塗装の施工技術の確認、

施工管理を十分発揮できる塗装体系をつくりあげる必要があります。
私たちは、必ずしも同じ樹脂のさび止め塗料で装置の鉄部をすべて防錆すると限らないのです。

同様に仕上げ樹脂にも同じことがいえるのです。耐久性をもとめるゆえの「こだわり」があるのです。
実例で塗装体系を見てみましょう。
各写真はクリックして拡大して見られます。
相模湾を望む山間の中腹にあるリゾ−トマンションの駐車場です。

年間をとうして日当たりの良いところに設置し、夏は海風の塩害をうけそうです。深いピット式で機械は地下へ収納されます。

写真は上の列から、施工前、下地処理、特殊浸透性樹脂・浸透性アルミフレ−ク状樹脂の塗布、ピットの清掃の順です。

都内の住宅地のマンションの屋外式駐車場です。建物の裏に設置され、隣のビルに囲まれて通風の余り無いところに
設置されてます。
パレットは雨水の溜まりと湿気で状態は腐食にちかいものもありました。 
上の4枚の写真は施工前です。さび落とし・油落とし・特殊浸透性樹脂の塗布・白い色の樹脂は湿気硬化型樹脂の塗布・
そして終わりの4枚の写真はポリウレタン樹脂で仕上げたものです。

この2例だけでは十分ではないと思いますが、基本の考え方をまとめますと

@現状を十分に把握認識して塗膜劣化のさまざまな要因を検討する。
A塗膜条件の検討
B塗料樹脂の選択(実績のある樹脂の採用および私たちが現場で採用にいたるまでの樹脂に対する信頼感)

C施工の手順(工程の検討)

D施工管理(工程管理・自主検査・記録等)
次のペ−ジ[工程のながれ」で施工前から完成までの中で私たちの「耐久性と高品質を求めて」の施工姿勢をみてください。



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